少しのヨゴレやシミ、部分的な色ヤケやイタミを、
仕立てたままで解かずに処置します。
代表的な5つの技法を取り上げて、その効果を下に表示しています。5つの技法の組み合わせも可能です。
解き端縫いなし
取れない汚れ、シミ、カビなどは「シミ抜き」します。
全体の汚れや汗で黄変したきものは「丸洗い」します。
地色についた取れないシミや汚れ、カビ跡には、その上からよく似た「柄描き足し」をします。
また、少し物足りない空間にも「描き足し」をすれば、豪華で引き締まった雰囲気に変わります。
一部の柄についたシミや色ヤケ、褪色したきものはその柄部分を「彩色直し」します。
また同時に、ポイントになる柄にも「彩色直し」を施しておくと、きもの全体が新しい雰囲気に変身します。
金彩、金箔の部分についたシミやカビ跡、傷みなどには「金彩色直し(足し)」を施します。
また、金彩色ではなくても、ポイントになる柄にも同時に金彩色を足せば、見違えるほど豪華になり、雰囲気がガラッと変わります。
刺繍の部分についたシミ、カビ跡、傷みなどには「刺繍足し」を施します。
また、刺繍柄でなくても、ポイントになる柄にも同時に刺繍を足せば、見違えるほど豪華になり、雰囲気がガラッと変わります。