広範囲にわたって汚れ、シミ、色ヤケ、イタミが
ある場合は、元柄を生かして全体を処置します。

全体的な処置には●柄を避けて(柄伏せして)地色全体を加工する
●柄の上から(柄伏せせずに)きもの全体を加工する、2つの方法があります。
解き端縫いあり?
※解き端縫いをした場合は、『仕立て(19)』が必要です。
広範囲にシミやカビがついた地色部分や、派手になった地色全体を変えてしまいます。
雰囲気を変えるときに地柄(例の場合は小紋)を入れると、上品で落ち着いたきものに仕上がります。
地色全体に小紋柄を入れる場合と同様に、吹雪柄を入れます。派手な雰囲気もこれで地味でシックな仕上がりに変わります。
地色全体に柄を避けながら、ぼかして地色を染めていきます。熟練した染色職人の腕の見せ所で、華やかに仕上がります。
柄の上から全体に小紋柄を単彩で染め上げます。
色全体が落ち着き、地味ながら上品な雰囲気に変わります。
柄の上から地色全体に吹雪柄を染めていきます。地色に変化がついて華やかに仕上がります。
柄の上から全体に色無地染で染め上げます。
色全体が落ち着き、地味ながら上品な雰囲気に変わります。
きものをまず脱色(17)し、その後にまったく別の柄を染めます。
元柄まで変えてしまうので別のきものに変身します。
ホーム 悉皆屋さんとは Q&A ブログ 見本帳リンク お問い合せ